case022
石川 顕さん
「FOR DIRTY USE ONLY」
汚れ仕事専用として買ったワークウェア。
ヨーロッパもののせいか、少し長めで、
イギリスのカントリージャケットのようなポケット使いがお気に入りです。
土にまみれてはシミになり、焚き火で燻され、薪を運んでは擦れ、
飯を作り食うたび油にまみれ、洗濯するたび破れは広がり・・・。
パリパリだった新品は遥か昔、やっとこな感じです。
汚れは最高のカスタムですし進化だと思ってるんです。
あとは朽ち果て、雑巾になるまで、着倒すつもりだったのですが、
藍染めというある意味、「最後の手段」で、ちょいリセットです。
汚れていいネイビーブレザーとなりました。
泥まみれの長靴より傷だらけのオールデンに変更です。
真っ白なボタンだったとあらためて知ったこと、
補修の糸が染まらないこと、
なかなかビックリこきましたが、 明日から「計算どおり」と人には言うつもりです。
そしてまた、新しい汚れを楽しみます。
2009年9月 CLASKAイベントでbefore→afterにご協力いただきました
→イベントの詳細はこちら